空はすべてを受け入れてくれる/
秋葉竹
鏡をのぞきこむと肌色の獣が
恥ずかしくないのか心はピンク
むかしの涙の跡はいまでも憶えている
無視できることを強さと呼ぶのか
遠くに二重の虹が架かったから許す
眺めながら心弱くなるだろうなぁとため息
赤い薔薇の咲く庭を夢にみた
いつだって空はすべてを受け入れてくれる
散る花の美しい命の短さも
別れのときは空を見上げるしかないことも
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