夢を食べさせて/秋葉竹
 


ランチにはならない午後に
食べた
優しい人のサンドウィッチ
トマトとレタス、ちょっと多めのマスタード

が好きだった
歩く速度が速い人だった
未知の世界に憧れて
いつも静かに笑っている
周りに気配りができる

さみしいといって
すぐウソっていいなおしてた


『ひとり』で生きること
だけを怖がらないことを
鼻歌でも歌いながら誓った人


わからないんだ、あなたが

黄色い花が咲いて、すぐに散ったけど
あなたは
なにを望んでいるの
優しい目で静かに笑って


こころから僕、あなたがいるから
生きていける
『ひとり』で生きること

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