濡れた手で、サヨナラ/
秋葉竹
濡れた手で鏡に描いたグッドバイ
別れずに心を誤魔化し生きてきた
もうみることもない、あなたの涙の跡
《悲しみ》を無視する死ぬまで無視をする
夢よりも遠い記憶のあの笑顔
見上げると、すきとおる青空に舞う粉雪
目に見えない紅い蝶々のゆくえ追う
世の中に貴女とふたりであればいい
けれど罰、があたしの身体に刺さる
好きだからサヨナラ、ぜぇ〜んぶ大好きなひと
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