ヒカキン/ねことら
フジの逃走中でヒカキンが逃走に成功したね、良かったね良かったね、と一円硬貨の照り返しのようにきらきらと、子どもは素直に喜んでいた、ザッピングのような事実や風景に、心をとどめたり投射したり、騒がしい日々の揺れや動きそのものが、生きている、ということなのだと感じるね、なんとなく
みんな生きていようね、日々を生きるのはそうそうたやすいことではないけれど、
アクリルのフォトフレーム、整然とどの部屋にも並べられている、僕の目にはどのような表情をしているか、キレイに判別はできないけれど、遠い音程を大切にしてね、柔らかい皮膚を愛してあげてね、デジタルやアナログなんてどちらでもいいよ、欲しいものはいつだって手の届く距離にあるはずだから
戻る 編 削 Point(1)