ルコに宛てて/
茶殻
晴れも雨も何かを咎めずに居られないのか
美しい過去と戦うことも出来ず
いまいましく引き出しを閉じたり開いたりして
生きたり死んだり心は忙しい
胸に太陽が欲しいのかもしれない
呟いてみるとそんな気がするんだ
昼休み散り散りになったフロアで
あくびをしたら
ルコ
甘くないドーナツで熱い紅茶が飲みたいよ
ぜんぶは良くないけれど
今日も君が慰めなくてはいけないほどではないんだろう
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