sway/
ねことら
音程のない記憶
短い温度を重ねて、夜は
こんなにも深く、洗われた
斜度の、
おぼろげな周期の指は害意だと思う
なにもかも透明な世界のことだった
AとBの色のない戦争
混ざり、溶けて、揺れた、
あなたを二度と生まれさせないように
こんなにも短い爪で
言葉を、僕に突き刺している
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