意識/蝶番 灯
 


だから今はこんなに こんなに …

嗚呼あたしもそこで歌ってたんだって

絶対にそれに理由があったんだって

そう囁き続けてくれた人が居たんだった

あたしはそれに応えたかったんだった

それでも駄目だったのは

それでも駄目だったのは




そこがどれだけ暖かくあたしを見てくれていたか

気付けなかったからだって




帰れないその場所が




現在になって云うのだ
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