詩の日めくり 二〇一八年十二月一日─三十一日/田中宏輔
 
の切れっ端や毛糸のくずを、言葉や状況や環境に、蚕の分泌した糊のような粘液とその作業工程を、自我とか無意識、あるいは、潜在意識とかいったものに見立てることができるのではないだろうか。もちろん、ここでは、蚕を飼っていた箱の大きさとか、その箱の置かれた状態、温度や湿度といった、蚕が繭をつくるのに適した状態があってこそのものでもあるが、これらは、自我がつねに外界の状況とインタラクティヴな状態にあることを思い起こさせるものである。


二〇一八年十二月四日 「エシャール」


一日は17時間 mo あるのだから
エシャール
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