屍斑と聖盃/あらい
 
ベットの舌が海を巣食う、
すんだ音、弓なりの実。よりどころ、ともなって 顔ぶれを

前垂れに(差し汐)
       防ぎきれないワイヤロープ。
並べる(夜具)

先駆ける祝い
頬を染める白檀、むちゃくちゃな神仏の光明

捕らえ縛る噴き出して汚す、本音を彷彿とさせる終尾

暗い顔つき
罪に問われることはない季節は次々死んでいく

そして今も口笛を花唄を隠逸する。(紫瘢の、あと)
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