詩の日めくり 二〇一八年三月一日─三十一日/田中宏輔
 
ている詩行がつづくなかに、なめらかなものにしたものを入れると不調和を起こすからなあ。もっと熟考しなければならない。

 何度も読み返している。「の」のないほうがスピード感があるが、「の」のあるほうが日本語として趣きがある。やはり入れようかな。どうしよう。あと何回か、詩篇を読み直そう。それでも、たぶんすぐに判断できないだろうけれど。

 ネットで、「しているかどうか」を検索するとすべて「しているかどうか」だった。「しているのかどうか」を検索しても「しているかどうか」がたくさん出てきた。「の」を入れない方が自然なのかしら。ぼくの語感がおかしいのか。やはり「の」は入れない方がよいのか。どだろ。
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