詩の日めくり 二〇一八年三月一日─三十一日/田中宏輔
 
作者って、すけべだなあって思ったこと憶えている。ぼくが読んだの、高校生のときくらいかな。もう40年ほどか。

道徳の妖精たち。


二〇一八年三月十三日 「嘲笑う男」


 ぼくへの偏執ぶりがすごいひとが文学極道にいて、びっくりしている。まあ、ある意味、それは、ぼくの名誉でもあるのかな。

 レイ・ラッセルの短篇集『嘲笑う男』に収められている冒頭の「サルドニクス」読んだら記憶がよみがえった。一応、ハッピー・エンドだったけれど、さわやかな終わり方とは言いがたく、後味もよろしくない。でも、さいごまでおもしろく読めた。文章力かな。表現力かな。それはすごいと思った。さすがだ。

 
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