詩の日めくり 二〇一八年三月一日─三十一日/田中宏輔
ーバーの『虹をつかむ男』を再読する。さてさて、これまた、ぼくは、話を一つも記憶していないのだった。もうね。ほんとにね。ぼくの再読は、新刊本を読むみたいな感じだね。ジャック・フィニイのも、一つも憶えていなかったものね。
お昼ご飯を買いに、セブイレに行こう。
道を歩いていたら、自分の原稿を思い出して、あ、あそこ、こうすればもっとおもしろくなると思って、訂正稿を、お二方にお送りさせていただいた。目のまえに立っていたら顔をぶたれそう。網野杏子さんには、4回目の原稿送付になってしまった。ユリイカの明石陽介さんにも訂正稿を送らせていただいた。
ひゃ〜。いままた自分の詩句のまずいところを
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