ただ空に罪はないのだから/秋葉竹
変化する雲を眺めて
なんて潔くないんだろうと
軽めの涙さえ浮かべたりしていた
青空を泳ぐ
透きとおりそうな白さが
羨ましくてたまらない
真っ白なわたがし
後悔しないに決まっているのに
進化ばかりして
それってホント
お日さまにたいする
叛逆にさえ
みえるほどだよ
涙浮かべて、ひとりっきり
雲を見上げる、バカな夢見びとみたいに
まるで世の中の嫌われものみたいに
雲の進化を認められないのは
きっと、
じぶんの変化が
じぶんでむしずがはしるから?
僕はできるものなら
お日さまみたいに
変わらないものに
なりたかったなぁ
いまとなっては、無理なんだと知ってる
けど、僕は。
なりたかったなぁ………
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