自由律俳句「食べられる退屈」(131)/遊羽
 
 理由知らず忙しく咳き込む

 無理もたゝリ船が去った島に取り残され

 夕べより冷蔵庫のモーター音気にかゝる

 枯れスヽキ踏み分け鳶の声聞く

 沈下橋の縁に腰掛け川底の石数える

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