六感/
ミナト 螢
コーヒーの後に引く甘さが
邪魔になる夕方
水を求めるように
言葉を口にしたい
そうでなきゃ
惰性で生きてしまった今日を
透明に出来ないから
モーテルの灯りより
不確かな便り
頭の中で疼いてる
この身を預ける場所に
体温を移して
寒いの感覚を知るまで
僕はひとりだ
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