詩の日めくり 二〇一七年十一月一日─三十一日/田中宏輔
もね。
その少年たちが立ちあがって
そのおじさんとおばさんに迫ったの。
ぼくも、そのひとりでね。
ぼくは、脊髄みたいなものを口にポンっと入れて
歩きだしたの。
で、ここで、完全に覚醒したので
覚えているうちに書きこもうと思って
パソコンのスイッチを入れた。
1時間ほどの睡眠だった。
脳が覚醒しだしたのかもしれない。
きのうの朝にも同じものを見た記憶がある。
きのうの朝には
また父親とふたりの弟が出てくる別のものも見た。
とりつかれているのだと思う。
父親と弟に。
二〇一七年十一月四日 「また、やっちゃった。買わずに帰って、やっ
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