詩の日めくり 二〇一七年十一月一日─三十一日/田中宏輔
 
生活にいかに愛情がないか、などということを表されているような気がして、さびしくなったけれど、夢でなら、このあいださいしょに付き合ったノブちんが夢に出てきてくれたように、いくらでも会えるってことかなと思えて、ねるのが楽しみになった。夢のなかだけで会える元彼たちだけれど、めっちゃうれしい。クスリのんで寝る。おやすみ、グッジョブ!


二〇一七年十一月三日 「出眠時幻覚。」


きのうも同じものを見た記憶がよみがえった。
ぼくは白人の少年だった。
肉屋で、ソーセージを食べたのだ。
肉屋といっても、なんだかサーカスの小屋みたいなテントのなかで。
売ってるおじさんたちも白人だった
[次のページ]
戻る   Point(13)