alone/ミナト 螢
 
目的を失くしたように
ただ帰りの道しか
歩いていない

瞳の色が
乾かなくて
さよならはいつでも
濡れた頬に
似合う指を探す

ここにはもう届かない
確かな答えに
リボンを掛けて

目の前を行く
ランドセルの中に
隠そうとする

僕等の笑顔は
何点だったかな
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