日々/はるな
 


いずれも夢のような日々を生活した
よい夢も、わるい夢も、正夢も
芳しい花も、熱い風も、つめたい雨も
さまざまな深さの傷も
重たくなり軽くなりする身体も
やって来ては去っていく

愛と 愛のようなもの のあいだで
夢は肥大した
非実在に相応しい速度で
そしてわたしの目は
もうそれ以外をとらえることができなくなり
世界はやっとひとつになった


戻る   Point(3)