詩の日めくり 二〇一七年三月一日─三十一日/田中宏輔
が空を見上げると、太陽が2つずつのぼってくるんやで」 意味はわからず。しかし、これは、メモしなきゃと思って夢からさめてすぐにメモした言葉だった。もうどんな情景での言葉だったのかも忘れてしまった。
けさから、フレデリック・ブラウンの『発狂した宇宙』を読んでいる。
二〇一七年三月三日 「退院祝い」
これから日知庵に。友だちの退院祝いで。先月、思潮社オンデマンドから出た、ぼくの詩集『図書館の掟。』の表紙になってくれた友だちだ。2月の14日に、脳腫瘍の手術をしたのだった。もちろん、手術は成功だった。10万人に3人の割合でかかる部類の脳腫瘍だったらしい。
いま日知庵から帰
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