所有地/
はるな
時間はもう
どこをさがしても全然なかった
暗やみと光を混ぜた夜、
テープで仕切られた自由
韻を踏むためだけにつくられた詩
の、
どこにも、なにもなかった
なにもなかった
そのことが
わたしたちをまたすこし動かした
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