幸せな時間/
秋葉竹
カーテンが揺れていた
青い風を運んできて
そのちいさな永遠が
うぶ毛を撫でるしっとりと
もう
起きたらいいのに
清らな嘘をついてもいいなら
ずっと君とこうしていたいんだ
朝日が優しくかがやいて
ふたりの記憶をキラキラと
かき混ぜてくれている
神さまの贈り物みたいな時間
すこし空気がさみしいのは
幸せすぎるから
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