自由律俳句「食べられる退屈」(62)/遊羽
 
ある者にとっての美はまたある者には絶望

愛しさに心のゆとり蝕まれこれぞ恋と悟る

人に花を持たせ自分が咲く

かすみ草畑の中で夢見る

咳払いするが如く物忘れ


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