100円ポエム/komasen333
意思か欲望か気まぐれか好奇心か
こうして今
あなたはこの詩を読んでくれている
つまり、23篇で100円のこの電子詩集を購入して頂いたわけだ。
不思議っちゃ不思議
自分の詩が売れたんだから
どう考えても売れる見込みのない詩集が売れたんだから
買ってくれたあなたにわざわざ書いて伝えることでもないが
「まさか、この詩集を買ってくれるとは」 というのが正直な心境だ。
「100円払った価値はあるでしょ?」という自信満々半分
「100円払って損したと思ってます?」という申し訳なさ半分
両極端な想いを渦巻かせつつ
真夜中の屋根裏部屋でケータイにこの詩を打ち込んでいる。
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