きみの地上に/
水宮うみ
空が何色でも悲しい手をひらく
あの朝は何を託されたんだろう
あなたの断片が刺さりながら暮らす
存在しないから完璧なつばさ
空想を見ているきみの瞳(め)のひかり
天邪鬼で、無邪気で、天気のようだった
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