「小」は侮れない/SDGs
 
ふと気づいたんだけど。
「小」て言葉は妙な働きをするよね。

ずるい、というより、小ずるい、ほうがずるい感じがするし、
馬鹿にする、というより、小馬鹿にする、ほうが馬鹿にした感じが強くする。
器用といいうより、小器用といったほうが、
腕時計なんかを分解して、また苦もなく組み上げてしまうやつみたい。
面白いよね。

もちろん例外もあって。
小股の切れ上がった女、というのは魅力的だが、
股の切れ上がった女、とういうのはさぞかし痛いだろうな。

惚れた女に裏切られ、持ち金のすべてを貢いだ挙句、ポイされた男。
「お前は悪魔だ」
といえばいいのに、小をつけたほうが悪魔感がでるとおもって

「お前は小悪魔だ・・・」

ここまでひどい目にあったのに、まだ惚れているのが露呈してしまう。


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