思わず/水宮うみ
 
生きていることなんて、どうってことないと思う。
なつかしい景色の足跡を辿ると、
遠くの心は満たされていく。

眼の奥で流れ続ける言葉は、わたしの一部に過ぎなかった。

言葉ではない物質がここに存在して、
風の強さに思わず笑ってしまったりする。

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