料理で俳句?鰯/SDGs
?船が漁港へ向かうのを確認して、自転車で港へ。
沖合からたくさんのカモメを引き連れ、海を押し分けて船がのっしりと戻ってくる。水揚げが始まる。青い背中に銀の鱗が光る。鰯の大漁だ。(海の中では何万の いわしのお弔いするだろうby金子みすゞ)船員たちも興奮し、港の見物人にも鰯を投げてよこす。大きく丸々と太っている。
家に戻ってさっそく料理開始。鰯などは「青物」というが、鮮度抜群の鰯は緑がかっている。鱗もびっしりと固く身についている。氷水の中で鱗をとり、手開きで腸をとって刺身に。臭みが全くない。脂が甘い。すりおろしたての生姜と醤油でいただく。鰯は足が速く、すぐに塩をして干物にするのが一般的だが、実にもったいない。
いわしは「魚偏に弱い」と書くが、わが辞書には「魚偏に旨い」とある。
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