僕の心臓を差し出してもいい/viraj
元カノと泣きながら別れる時、違う人と結婚して幸せになる約束した。
元カノは美人だった。
今は、精神病院でその美貌をやつしているだろう。
私のすべてだった。
今は、君無しで生きてるよ。
君はそんな私を見たら驚くだろうね。
僕たちが、本当に愛し合ったあの時間は幻想なんかじゃあない。
今ああでも目を閉じれば、ほら、君の声が聞こえるよ。
「T君!」って。
運命の階段を力強く上った勇者たち。
君の心に僕は触れられたかな?
か弱く可憐な舞い散る桜の花びらのような君の心に。
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