詩の日めくり 二〇一六年四月一日─三十一日/田中宏輔
 
二〇一六年四月一日 「愛のある生」


愛のある生

それが、ぼくのテーマだ。

「生」とは
いのちの輝きのことだ。

しかし、嘘は、すばらしい。
人生を生き生きとしたものにしてくれる。
詩も、小説も、映画も、すてきな嘘で、
ぼくたちの生を生き生きとしたものにしてくれる。
最高にすばらしい嘘を、ぼくも書いてみたいものだ。
詩で、かなり自分のことを書き込んでいるけれど、
まだまだ上等な嘘をついていない気がする。


二〇一六年四月二日 「本って、いったい何なのだろう?」


 詩集『図書館の掟。』の紙原稿チェックが終わった。ワードを直したら、一日おい
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