サーガ/梅昆布茶
かつてこの星には100万の
小世界があった
1億の集落と1千の都市国家
黄金の旗がなびくここちよい風が
すべてのサーガがいまでも生きている
きみは英雄でもなくパーティーもなく
大河の岸辺にひとり佇んで
あたらしい風はひとりの若者のたずさえたこころ
邪心と純真といくらかの戦歴の証のための用意を
きみはいつか自分の英雄になるのです
じぶんをちいさく感じているだけなので
この世界の理由のたいはんは
ちいさすぎてみのたけに合わないだろう
また創世することを夢見て欲しいと
想うのです
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