結露/
ミナト 螢
外へは行けなかった
気持ちは列になり
この部屋で待ち疲れたよ
洗いざらしのシャツと
過去の自分にアイロンかけても
折り目に負けずに
歩いて来たから
胸が焼けるほど熱く
君を愛した日々も
涙のように零れてしまう
醜い泣き顔を映す
窓の前に並びたくないけど
たまには星を見なくては目が暗くなる
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