キャンディ アイラブユー/ホロウ・シカエルボク
きみはぼくが
スラックスに隠した
キャンディがだいすき
いつでもどこでも
頬張りたがって
ねえ、ねえ、とおねだり
ぼくは、待ってね、と言い
人目を避けて
さっと取り出すのさ
目の色を変えて
きみはしゃぶりつく
よだれまで垂らして
なんて
お行儀のわるい子
刺激的
四六時中そうしてる
ぼくは
ときどき思う
きみは、ぼくじゃなくて
ぼくのキャンディがすきなだけなんじゃないかって
うっとりとほほえむ
きみのくちもとについた
よだれを拭いてやりながら…
でも
いまは
とりあえず横になろうか
すこし眠れば
くだらない考えにとらわれることもないさ
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