日々の泡/ミナト 螢
 
浮かんでは消えていく
あの微笑みが
胸の真ん中を
射抜かないように
ぼやけて残る

マグカップに注いだコーヒーが
光を遮るから
僕等は昼も夜も
同じくらい好きだ

見上げれば夜桜
白い肌みたいで
触れる事もなく
ただ思い続ける時間が
年月の長さに
耐えられるかはまだ分からない
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