575/なけま、たへるよんう゛くを
 
を司り 我雪辱の暁に死す

遠い人 炙るライター3時半 泣き止む間にも潮風からい
リモコンを寝ぼけて押した主より 一足先に起きるエアコン
風呂上がり ぼさぼさ髪をメンテナンス 櫛は折れてく欠け落ちていく
子どもたち 君守る服を顧みよ こんなほつれて痛かろうにね
天性の催眠術師が嫌になり 誰の目からも消えてしまった

仕切られて歌う家畜も数おれば 小夜の夢見は溶けてよからん
その意気で好物ばかり食べなさい 背骨飛び出し竜になるだろ
無愛想で無宿無飯で無理解で無菌の神よ そのままでいて
あの子ただ 青い舌出す影は縞 ちょろちょろ走る銀のともがら
厭わしい火照りは引いて 昔から琥
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