4Χ0 2/末下りょう
 
タはぼくらが暮らすスウィートな洞窟の壁画であることを知らしめる

メインストリートビルボードからオフストリートパーキングまで張り巡らされた広告と予言とSOSが風に吹かれてピースしてチーズして冷めていく

黒マスクで角のタバコ屋を曲がる蜘蛛と鴉に憧れるガールのリツウィート 
見限られたブロックでの再会をストリーミングする青いピンクの恋人たち
雪の降るショッピングカートで眠る伝説のホームレス

ジャンクフードを媒介する
艶やかなあの子の唾は真っ青な水爆



-鐘-

脇の甘い説法を弄する住職にお茶を淹れてもらい
みよちゃんの湯飲みに茶柱が立つ
例えばみよちゃんにとっ
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