ディスレクシア/道草次郎
 
ほうぼうでじっとしてきた気もする。

そうでなかったのと同じぐらいに。

ここが惑星だとおもえば軽減する筈の、ディスレクシアがある。

けれども全土なのだし、惑星は観念、全土という語感の支配なのだし。

ハリセンボンみたいなものだろうか、全部の針がうちを向く。

全く、書くことはできない。

俺は俺を抉る。
俺の仕方でしかそうできない。

その事へ反吐を、愛を。
それらが等しいという思想は、随分古く、また新しくもあり。




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