料理で俳句?チャンポン/SDGs
 
本当にうまかったのは中華料理。なんでもうまかった。中華第一楼という料理屋が駅近くにあり台湾育ちの母に外出の度に連れて行かれた。ここの味が絶品だった。その後東京に出た時、銀座二丁目の地下にその名前を発見したが未だ訪れていない。経験はトレースすることの失望を教えてくれている。

中華の味は、下関の味でもある。ふぐ料理を自分でつくるほどだが、しかしあのチャンポンの味だけは再現できない。(チャンポンは中華か?の異論はあろうが)具はキャベツ・もやし・イカゲソ・豚肉・エビ・なるとの細切り・きぬさや。これ以外使ってはならない。コーンなんぞ入れるなよ(怒)。

チャンポンといえば「登喜和荘」。その名が示すように旅館なのだが、玄関口に卓がありチャンポンを出した。当時、明武谷という相撲取り(別名:人間クレーン)が巡業で宿泊しており、鴨居をくぐって、ぬっと顔を出した。

東の国に来て、一度チャンポンを注文して一口、箸を置いた。それ以来チャンポンは幻の料理名である。





戻る   Point(2)