言葉にならない/
ミナト 螢
沈黙の間を
星が瞬いてゆく
切り裂いた闇に
さよならの文字を浮かべて
明日が来るのを待っていた
このままふたりで
砂時計になれたら
3分だけを永遠に繰り返して
生き続けるのに
やっぱりガラスは
割れてしまうんだ
心が区切られた時
震える声で
光る破片を投げた
同じ場所で傷付くために
夢なら醒めて
愛なら褒めて
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