ひとひら/
viraj
地球を一周して君に届いたら少し笑って少し泣いてそうだねと目を伏せる
それができる君だから今ここで黙ったまま
僕のすべてなんて頼りなく
花弁が揺れる揺れる
頬に薄く刺した赤 今は触れることもなく
涙は水にとけ千里も川を流れるのに
海にまで流れ着いたら笑って僕と話をしましょう
言葉の欠片が二人の間を流れ数多編み
誰かの頬を撫で
人の背をさすり
闇夜の光となることを信じましょう
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