詩の日めくり 二〇一五年四月一日─三十一日/田中宏輔
たのが、作家だったのか、音楽家だったのか、画家だったのか、ときどき、わからなくなる。もしかすると、詩人って、そのどれでもあるのかもしれないけれど。
二〇一五年四月十八日 「健在意識」
あ、健在意識って書いてた。顕在意識だった。そこらじゅうに誤字をまき散らしてる感じだな。くわばら、くわばら。
二〇一五年四月十九日 「軽くチューして、またね。」
まえに付き合った男の子が部屋に遊びにきてくれた。ちょこっとしか寄る時間がないけどって言って、ほんとに5分で帰って行った、笑。おいしそうな調理パンを2個くれて。「いま食事制限中なんだけど」「ふだん無茶食いするからやんか」「これありがと
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