死体のように君を観ていない/瓜田タカヤ
 

誰も傷つけられる言葉で
自動的にしか逆上できんので
それはそうなのと
湿り着いた網膜に焼き付けるように
愛とかそのまま抱きしめる恐怖観で
心舌打ちして
日々を ひざまずく日々を
決して狂えぬ毎日におびえて
 未来がある太陽におぼれて

愛のビュー フーリンチュー
木材置き場の陰でサングラスかけてる露出狂の
オネイサン

死体のように君を観ていない

から夜の海
 ローリングバード
暗闇の膜

ドリルで

簡単な合図だけで 
ねえ
破ってみせてよ
戻る   Point(0)