退廃の感/
道草次郎
ぼくらが生まれてからというもの
100万円は100万円の顔をすることに
ずっと勤しんでいた
経済ことは判らない、が
100万円の顔が
他のいろんな顔になる路を何故尽く塞いだか
だれが、なんのために、それをなした、か
ぼくらの幸福はインフレをしらない
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