詩の日めくり 二〇一四年十二月一日─三十一日/田中宏輔
れる記述もある。じっさい、古い時代の書物なのだが、ではなぜ、シェイクスピアが古くならないのだろうか。シェイクスピアにはなにがあるのだろう。あるいは、なにかがないのか。わからない。きょうは、ヴァージニア・ウルフの『自分だけの部屋』のつづきを読みながら寝よう。バリントン・J・ベイリーの『時間帝国の崩壊』めっちゃゲスい。10年ほどむかしに、たしか、5000円くらいで買った記憶があるのだけれど、ちょっとイラッてくる。ふと思ったのだけれど、なぜシェイクスピアの戯曲が、その言葉が、いまにいたってもなお、ぼくのこころに深く迫ってくるのかというと、それは、シェイクスピアの言葉の簡潔さ、単純さ、直截さによってもたら
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