きみの詩がわたしの中で温かくひかったように/水宮うみ
目覚めたことを自覚してないときの目を不覚にも見られてしまった
生まれてから言葉を話すまでのあいだ、ぼくが見ていた知らない景色
ありさんが糖を運ぶの眺めてたから夕焼けは今でも甘い
きみと出会えたそれだけで幸せと思えたことを わすれないように
言葉から言葉が生まれて楽しくてことばのことばかり考えた
私の心のなかでドラムを叩いているあの人へ贈る歌
ひとりきり生きていくことの寂しさは きみとの出会いで忘れてしまった
ひびひかる ひとに聴こえない音域できみの揺らした鈴が鳴ってる
二十一世紀初頭にセ
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