雨の降るとき/はるな
 

雨のふるとき
星はつめたい

あの人が
あの人のこと
愛しているといいなとおもう

わたしの心のために
あったものは
ひとつもないけれど

わたしの心は
草のうえにすわって
つめたい 一粒の
あたらしい雨をみていたよ。


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