詩の日めくり 二〇一四年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
二〇一四年七月一日 「マクドナルド」

 けさ、近所の西大路五条のマクドナルドのカウンター席で、かわいいなと思った男の子に、ぼくの名前と携帯の電話番号を書いた紙を手渡したら、大きく目を見開かれてしまって、一瞬の驚きの表情がすぐさま嫌悪の表情に変わってしまって、まあ、それ以上、ぼくもそこにいれなくて、そく出てきた、笑。ああ、恥ずかしい。ぼくが見てたら、ぼくの横に坐ってきたから、てっきり、ぼくのこと、タイプなのかなって思ったのだけれど、しばらくマクドナルドには行けへんわ、笑。たぶん、一生のあいだに、一度か二度くらいしか、お目にかからないくらいに超タイプの男の子だった。あ、だけど、おもしろいなと思っ
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