此処乍ら/AB(なかほど)
 
  

あけぼのも
 やぶんの
  しろしのたまいも
   うんじゅがなさきどぅたぬまりる
    こうとなく
     そのこえそのこえこそ
      ものの
       のぞみたるもの
        ぐうすれば
         るりのね
          ほっすれば
           しょうのねほどに
            けしきゆらされ
             れんだいのはなのごとく

           曙も/夜分の白し宣いも/御主が情どぅ頼まりる/
           哮と哭く/その声その声こそ/ものの望みたるもの/
    
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