星/
よしおかさくら
宇宙にはミネラルがたくさん
浮いてる
数えたりできないとはじめから諦めて
美しい断面に息を呑む
見惚れてる楽な役を選んだと
からかわられてもいい
知識として知ってる
あの中には既に無い光があること
昨日死んだ誰かの星があること
雪のような静けさで
星は落ちてきて
光る術も無い石ころになると
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