プリンの一日/クーヘン
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狭いワンルームに、もちろん彼女は帰って来ない夕暮れ。
広い地球上に、まるで僕はプリンと2人ぼっちなのでした。
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プリンはプルンプルンと揺れ続けるわけですが。
僕のプリンへの愛は少しだって揺らぎはしない。
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いい年した男が、プッチンプリンをプッチンしている宵深く。
藍の小皿に金星は生まれ、いい年した男の心に父性は生まれ。
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プリンはゼリーの夢をみるだろう。
透けた体に、少し戸惑いながらも。
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目が覚めると、明日もプリンの一日です。
目が覚めるだけで、明日も幸せな一日です。
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